こんにちは、広報担当の橋野です。
今回は、6月6日に行われた株式会社MMC様主催の職業セミナーについて、グラフィックデザイナー5年目の永澤が「デザイナー職業」についてお話させて頂きましたのでお伝えいたします。
①デザイン事務所が求める人材
②仕事でデザインをするって実際どういうことなのか?
③普段どんな仕事をしているか
デザインに携わりたい!デザイナーとして働きたい!という方にはどれも気になるポイントですね。
デザイナーの仕事について、なんとなく「こんなかんじ」かな?と、それぞれのイメージは皆さんもあると思います。実際の現場はどうなの?仕事の内容自体は?
詳しいことはわかりませんよね。
私も学生の時は自分がデザインに携わって、実際にお仕事をするってどんな感じだろう?私にできるの?と期待や不安を持っていた時がありました。
デザイン事務所が求める人材とは?
永澤:皆さん何かしらデザインに関わる仕事を目標にして、勉強や活動をされていると思いますが…皆さんデザイン会社が欲しがる人って、どんな人だと思いますか?
という問いかけに対しセミナー受講者の方からは、
「絵が上手い人(技術面)」
「お客さんのオーダーに答えられる人」
「納期を守れる人」
などなど、さまざまな返答があったようです。
実際、どれも大変大事なことではありますが、実務経験をこなせば自然とスキルアップできることなんです。
なので、自分はデザイン職には向いていないと技術面や経験値で諦めることはありませんよ。
前回の「売れるデザイン《前編》」でも触れたように、デザインはアートとは違います。
デザインはひらめきだけで作るものではないんです。
一つのデザインを作り上げるにも、独立してフリーのデザイナーになるにも、「目標」を見据え、そこに至るまでのプロセスの方が大切です。
②仕事でデザインをするって実際どういうことなのか?
デザインと言っても今は多くの分野がありますね、
・デザインをメイン商品として売っている会社
・印刷会社のデザイン部門
・企業/メーカー所属のデザイナー(インハウスデザイナー)
・広告代理店
など。
それぞれ求められるスキルやポジションが違うんです。
皆さんも、ちゃんと自分の適性や目標にあっているのか把握した上で職業選択をしてみてくださいね。
グラフィックデザイナーを目指すにしてもいろんな現場がありますし、所属する会社によって【メインの商品】が違います。
そうすると、自然とデザイナーのポジションや求められるスキルも変わってきますよね。
なにが正しくて、何が間違っているかではないので、自分がどの人材に向いていて、どこで働いていきたいのかという希望をしっかり設定して判断できるようになればと思います。
③普段どんな仕事をしているか
私たちが提供するサービスは、「他者との差別化」を図る「ブランディング」、パッケージやロゴマークなどの「デザイン制作」、広告を見た人に『反応=レスポンス』してもらい、商品やサービスを買ってもらう「ダイレクトマーケティング」の3つです。
これらは勿論、1人で作っているわけではありません。
デザイン制作は「チームスポーツ」です!
ひとりひとり持っている技術のレベルも、得意とする分野も違いますよね。それにデザインを作るには、カメラマンやコピーライター、イラストレーターといった業種の違う人との連携が必要なこともあります。
皆さんは学生の時や新人のときは1人で何でも出来ないといけない!とつい肩の力が入りがちになるんですが、いきなり新人さんに高いデザインスキルを採用する側は求めていません、安心してください。
これはデザインという職業だけではなく他の職業でも同じことが言えると思います。
チームの中でできること、できないこと、様々な長所短所を組み合わせて問題解決して作っていくのだということを心に留めてもらえればと思います。
今回のセミナーでは、これからデザイナーを目指したいと思っている皆さんへ、少しでもデザインの仕事の魅力や大変さを感じてもらえるよう、3つのお話をしました。皆さんに何を感じて欲しいかというと、「自分の少し先の未来について」です。ちょっと先の未来を想像できることを、今回のセミナーのゴールにしてもらいたいと考えています。