皆さんが現在打ち出している広告で、広告費に見合った結果やレスポンスの良さを感じていますか?
自社の商品・サービスの売り上げを伸ばすため、あるいは情報を広めるために広告をうつ、広告費をかければかけるだけ対象としている顧客に届き、売り上げも伸びる・・・とは言えません。
今より確実にターゲットとなる顧客に届け、売り上げをアップさせるためにはどうすればいいのか?
その手段の1つにABテストという手段があります。
今回はこのABテストを元に、広告費を無駄にしない広告の打ち方について前編・後編に別けてお話したいと思います。
前編はこちらです。
前編ではABテストについて、その必要性ややり方などをお話ししました。後編ではABテストの結果をもとに、今後どのように進めていくのかを具体的にお話ししていきます。
まず例として、商品を売るためにチラシをうつとします。
広告を打つなら、2種類以上作るとより良く比較ができます。
・タイトル・キャッチコピーのみを変更
・オファーを変更
※オファー=お試し商品やまとめ買い、定期購入など、顧客の行動を促すための販売側が提示する特典
・イメージ画像や写真のみを変更
・誰にいくらで売るのか
など、同じ条件の下で、一部の要素だけ変更した広告パターンを出し、反応率を調査します。
今回は上記の内容でABCDの4種のチラシをつくりABテストを行うことにします。
チラシ広告なら、必ずレスポンスがわかるような、効果検証ができる仕組みしにておきましょう。
そして、ABCDの広告の内、一番レスポンスの良かったもの取り上げ、さらにレスポンスや売り上げを上げるために、チラシの何を、どこを改善していけばいいのかを考えていきます。
改善ポイントとして、
・デザインを変更する
・目標を見直す
・商品の金額設定を見直す
・広告をうったタイミングを見直す
・チラシの配布エリアを見直す
などがあります。
初めてチラシ広告をうったとき、目標値をクリアできなくても焦る必要はありません。
改善点を見つけ、丁寧なテストを繰り返せば、その商品だけが持つレスポンス・売り上げの要素が何かを把握できるようになります。
訴求やターゲットとなる客層も掴むことができ、目標クリアが可能になります。
ABテストを行う際に注意する点は、
比較、検討する要素を少なくすること。
例えばパン屋など飲食店の場合、
A 「店内がおしゃれ」「高品質」「高級食材使用」
B 「インスタ映えな店内」「安い」「バラエティーな種類」
の内容でABテストを行った際、片方のチラシのレスポンスが良くても、「キャッチコピー」「オファー」「イメージ画像」など複数の要素の内、どれが貢献してくれたのか判断ができなくなります。
このように、
ABテスト実施時には基本「広告内容のみ」を比較することが目的
なので、配布方法、場所、期間、条件もなるべく同じように行うことが重要です。
効果的に活用すれば、広告費の削減もでき、集客率も向上可能になるはずです。