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2019.07.03

広告費を無駄にしないためのABテスト《後編》

 

皆さんが現在打ち出している広告で、広告費に見合った結果やレスポンスの良さを感じていますか?

 

自社の商品・サービスの売り上げを伸ばすため、あるいは情報を広めるために広告をうつ、広告費をかければかけるだけ対象としている顧客に届き、売り上げも伸びる・・・とは言えません。

 

今より確実にターゲットとなる顧客に届け、売り上げをアップさせるためにはどうすればいいのか?
その手段の1つにABテストという手段があります。

今回はこのABテストを元に、広告費を無駄にしない広告の打ち方について前編・後編に別けてお話したいと思います。

前編はこちらです。

 

 

 

前編ではABテストについて、その必要性ややり方などをお話ししました。後編ではABテストの結果をもとに、今後どのように進めていくのかを具体的にお話ししていきます。

 

まず例として、商品を売るためにチラシをうつとします。
広告を打つなら、2種類以上作るとより良く比較ができます。


・タイトル・キャッチコピーのみを変更

・オファーを変更
※オファー=お試し商品やまとめ買い、定期購入など、顧客の行動を促すための販売側が提示する特典

・イメージ画像や写真のみを変更

・誰にいくらで売るのか

 

など、同じ条件の下で、一部の要素だけ変更した広告パターンを出し、反応率を調査します。

 

 

 

今回は上記の内容でABCDの4種のチラシをつくりABテストを行うことにします。

 

 

チラシ広告なら、必ずレスポンスがわかるような、効果検証ができる仕組みしにておきましょう。

 

 

そして、ABCDの広告の内、一番レスポンスの良かったもの取り上げ、さらにレスポンスや売り上げを上げるために、チラシの何を、どこを改善していけばいいのかを考えていきます。

 

 

 

 

改善ポイントとして、

・デザインを変更する

・目標を見直す

・商品の金額設定を見直す

・広告をうったタイミングを見直す

・チラシの配布エリアを見直す

などがあります。

 

初めてチラシ広告をうったとき、目標値をクリアできなくても焦る必要はありません。

 

改善点を見つけ、丁寧なテストを繰り返せば、その商品だけが持つレスポンス・売り上げの要素が何かを把握できるようになります。
訴求やターゲットとなる客層も掴むことができ、目標クリアが可能になります。

 

 
ABテストを行う際に注意する点は、

比較、検討する要素を少なくすること。

 

例えばパン屋など飲食店の場合、

A 「店内がおしゃれ」「高品質」「高級食材使用」

B 「インスタ映えな店内」「安い」「バラエティーな種類」

の内容でABテストを行った際、片方のチラシのレスポンスが良くても、「キャッチコピー」「オファー」「イメージ画像」など複数の要素の内、どれが貢献してくれたのか判断ができなくなります。

 
このように、

ABテスト実施時には基本「広告内容のみ」を比較することが目的

なので、配布方法、場所、期間、条件もなるべく同じように行うことが重要です。
効果的に活用すれば、広告費の削減もでき、集客率も向上可能になるはずです。